5年ぶりに風疹が流行しています。
先天性風疹症候群(難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などの障害)の赤ちゃんも増えています。由々しき事態です。
日本は感染症対策後進国と言われており、風疹対策の失敗は最たるものとされています。 米政府は日本への渡航自粛を勧告しています。(米国は2015年に風疹根絶を宣言しています)
5年前にも風疹が流行しました。 その際には緊急提言が出されワクチンの臨時接種が実施されましたが、全く不十分な人数しか接種されず、焼け石に水でした。
そして、その時点ですでに今回の流行は予測されていたのです。 (実はその10年前にも同じ事態が起こってるのですが、、)
海外からは、5年前に日本は一体何を学んだのか?と批判されています。
対策として結論を言えば、成人全員の風疹ワクチン接種が必要です。感染経路は家族内感染だけでは無いので、現時点の対策は全く不十分なのです。
特に、昭和54年4月2日〜平成7年4月1日生まれの男女、昭和54年4月1日以前生まれの男性は、子どもの頃に定期接種のチャンスがなかったため、抗体を持っていない人が多いです。
風疹にかかったことがあるという話を親から聞いたとしても、きちんとしたワクチン接種の記録が残って無ければ、半数以上の方が抗体を持っていないと言われています。
各務原市の助成としては以下の通りです。 ★抗体検査:岐阜県が、①妊娠希望女性 ②妊婦(風疹抗体価の低い妊婦)の夫または同居者 に助成
★ワクチン接種:各務原市が、抗体価が基準値以下だった妊娠希望女性 にのみ助成(夫や同居者には助成なし)
私の知人にも先天性風疹症候群で心に傷を負っている人がいます。 防げたはずの病気なのに、、 本来であれば、行政が成人全員にワクチンの臨時接種を行って然るべきですが、すぐには動きません。
まずは自分から動いてください!
山本
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